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さがねごと

大阪KJWにて家づくりに携わる建築士、さがねこうきの考え事や独り言、をしたためます。 、、、時には寝言や戯言も。

八重山。

はい、こんばんは。さがねです。

 

社内旅行で経験したことからの色々をまとめておきます。

(今回は長文です。あしからず。)

 

社内旅行の最終日。

社長と森さんとの3人で島をグルッと回っていたのですが、

昼食に立ち寄ったお店で、ヤギ肉料理をいただきました。

そのお店のお母さんと話を聞いていると、

どうもそのお母さんは、琉球の信仰の中で重要な立場の方のようでした。

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琉球の信仰(琉球神道)の中では、

神に仕える女性を「神司(かんつかさ)」と言い、

その取りまとめの役割(上級神職)として

「ホールザー」と呼ばれる方がおられるそうです。

そのお母さんこそが、その「ホールザー」と呼ばれる方でした。

新しく入る神司や高齢で辞める神司を神様に報告する儀式を

取り仕切ったりするのも「ホールザー」の役目とのこと。

 

、、、と、現地でそのような方とお会いできたことがとても衝撃的で、

ついつい気になって、大阪に帰ってきてからもネットで調べてみたり、

図書館で本を借りてみたりしてしまいました。

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そういった情報を色々と見ていくと、

琉球の信仰(一般的には「琉球神道」というようで、

琉球地方を中心に信仰されていたシャーマニズム的要素も色濃い多神教だそうです。

そして、現地でお会いしたお母さんのおっしゃっていた「神司」などは、

沖縄本島での呼び名ではなく、八重山地方での呼び名のようです。

  ○八重山:「神司」 → 本島:「ノロ」

  ○八重山:「ホールザー」 → 本島:「大阿母(おおあも)」

 

実は、この八重山と本島との違いは、旅行中にも気になっていた部分でした。

そのきっかけは、初日に社長と夕食に行ったお店のマスターからは、

八重山の人が、本島に行くときに「沖縄に行く」と言ったりする」、

と聞いたことだったり、

ホールザーのお母さんからも、

八重山は地理的にも本島よりも台湾の方が近いし、

 台湾、中国の影響も強く受けている」

というような話も聞いたことだったり。

沖縄初心者の自分としては、

八重山と本島は違うものだ、と初めて知りました。

 

琉球関連本をザッと目通しすると、琉球王朝目線で語られることが多いようですが、

ネットで色々見ていると、八重山琉球王朝の話が書かれているのを見かけました。

(たとえば、琉球王朝八重山を統治していく時に、

 八重山の信仰(イリキヤアマリ信仰)を禁止させてウタキ信仰で

 統一していった話や、王朝側からの重税に苦しめられた話など、、、)

 ※歴史的には、琉球王朝もその後には薩摩藩に攻め入られ、

   さらにはその後に明治政府の統治下に置かれていくわけですが、、、

 

現地で経験したこと、気になったことをきっかけに

情報を漁っていくと、立地条件や歴史的背景などがつながってきて、

現地でお会いしたお母さんの言葉などの奥行が

さらに深まったように感じられました。

 

 

、、、ただ、個人的に思うのは、歴史的背景が複雑なものがあったとしても、

現地で感じた暖かい温かいものは間違いなく、

実感として全てを受け止めてくれるような寛容さがあったように思います。

 

ホールザーのお母さんも、

八重山は、昔から中国から流れてきた人をかくまったりもしてきているし、

 色々な人を受け入れてきた」

とおっしゃっていました。

確かに石垣で会った人の中には、内地(本州)出身者と数多くお会いしました。

石垣で陶芸をされている方々も、四分の三は現地の人ではないそうですし。

 

八重山は、色々なものを受け入れ、色々と混ざりあいながら、

今日に至ったんだなぁ、などと思いを馳せるところに行き着きました。

 

 

、、、長々と書きましたが、要するには、

また八重山に行きたいなぁ、ということですw